注意された瞬間、目の奥が熱くなる。理不尽なことを言われて、言い返せないまま涙がこみ上げる。
「ここで泣いたらだめだ」と思うほど、こらえきれなくなる。トイレに駆け込んで、少しだけ泣いてから席に戻る。
そんな経験はありませんか。
泣きそうになるのは、弱いからではありません
まず、これを伝えたいです。
職場で涙が出そうになるのは、心が弱いからではありません。
- 気持ちを我慢し続けて、いっぱいになっていた
- ずっと張りつめていた緊張が、ふとゆるんだ
- 言いたいことを言えない悔しさが、涙になった
涙は、言葉にできなかった気持ちの出口です。それだけ、あなたが我慢してきたということでもあります。
その場でこらえたい時に
どうしても今は泣きたくない、という時のために。
① 少しだけ上を見る
視線を上に向けると、涙がこぼれにくくなると言われています。ゆっくり息を吐きながら、少しだけ顔を上げてみてください。
② その場を離れる
「少し席を外します」「お手洗いに行ってきます」一度、物理的に離れるだけで、気持ちが落ち着きやすくなります。
③ 冷たい水を飲む
手を冷たい水で洗う、冷たい飲み物を少し飲む。体の感覚を切り替えると、こみ上げてきたものが少し引きます。
泣いてしまっても、大丈夫です
それでも、涙が出てしまうことはあります。
そんな時は、無理に笑ってごまかさなくていいんです。
「すみません、少し時間をください」
それだけ言って、落ち着いてから戻れば十分です。泣いたことを、何度も謝る必要はありません。
そして、あとから思い出して恥ずかしくなるかもしれませんが、周りは、あなたが思っているほど覚えていません。
注意されると、涙が出やすい方へ
注意されるたびに泣きそうになる、という方もいると思います。注意されるのが怖くなってしまう時のことは、別の記事にも書きました。
人の言葉を深く受け取ってしまう時の考え方は、こちらにまとめています。
頻繁に泣きそうになるなら
ただ、こんな状態が続いているなら、少し立ち止まってみてください。
- 毎日のように涙がこみ上げる
- 職場に行く前から、涙が出そうになる
- 眠れない、食べられないなど、体にも出ている
これは、心が限界に近づいているサインかもしれません。仕事のストレスが体に出ている時のことは、こちらの記事に書きました。
つらさが強い時や長く続く時は、無理せず医療機関に相談してください。
そして、誰かに話を聞いてほしい時は、利害関係のない第三者に話してみるのもひとつです。職場の悩みに特化した相談先について正直にまとめた記事も、よければどうぞ。
最後に
職場で泣きそうになるのは、あなたが弱いからではありません。それだけ、がんばってきたからです。
こらえる工夫も、泣いてしまった時の言葉も、少しずつで大丈夫です。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。自分の涙とも、やさしい距離で。

