「ちょっと聞いてほしいんだけど」
友達から、家族から、職場の人から。気づけば、いつも誰かの相談に乗っている。
頼られるのはうれしい。でも、電話を切ったあと、どっと疲れている自分がいる。そんなことはありませんか。
頼られるのは、あなたが信頼されているから
まず、これを伝えたいです。
相談されるのは、あなたが話しやすくて、ちゃんと聞いてくれる人だからです。
否定せずに聞いてくれる。秘密を守ってくれる。そういう人のところに、人は自然と集まります。それは、あなたのやさしさの証拠です。
でも、聞き役は思っているより疲れます
人の話を聞くのは、ただ座っているだけに見えて、実はかなりエネルギーを使います。
- 相手の気持ちを想像しながら聞く
- 言葉を選んで返す
- 聞いた話を、あとまで抱えてしまう
相手は話してすっきりしても、聞いた側には重さが残る。それが続くと、だんだん消耗していきます。
疲れるのは、冷たいからではありません
「友達の話を聞いて疲れるなんて、ひどいかな」
そう思わなくて大丈夫です。誰かを支えるには、自分に余裕があることが前提です。余裕がない時に疲れるのは、自然なことです。
優しくできない日があるのは当然、という話は、別の記事にも書きました。
頼られすぎないための、小さな工夫
① すぐに返事をしない
メッセージが来ても、すぐに長文で返さなくていいんです。自分のタイミングで返す。それだけで、ずいぶん楽になります。
② 時間を区切る
「今日は30分くらいなら話せるよ」
最初に伝えておくと、相手も自分も気持ちが楽です。
③ 解決しようとしなくていい
相談されると、「何か答えなきゃ」と思いがちです。でも、相手が求めているのは、答えより、聞いてもらうことのほうが多いです。全部を背負わなくていいんです。
④ 今日は無理、と言っていい
「ごめん、今日はちょっと余裕がなくて。また今度聞かせて」
断っても、関係は壊れません。 誘いを断ったあとに気まずくなる時のことは、こちらの記事にまとめています。
いつも同じ人ばかりが頼ってくるなら
一方的に頼ってくる人、自分の話ばかりする人もいます。
もし、その人といるといつも疲れて、自分の話は一度も聞いてもらえないなら、少し距離を置いてもいいかもしれません。人間関係をリセットしたくなる時のことは、別の記事に書きました。
あなたにも、話を聞いてもらう場所を
いつも聞き役のあなたは、自分の話を聞いてもらう場所を持っていますか。
聞き役ばかりだと、自分の気持ちを置く場所がなくなります。利害関係のない第三者に話してみるのもひとつです。オンラインカウンセリングについて正直にまとめた記事も、よければどうぞ。
最後に
頼られるのは、あなたが優しいからです。でも、優しさにも休みが必要です。
聞けない日があっていい。断る日があっていい。あなたの心も、大事にしてください。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。頼ってくれる人とも、ちょうどいい距離で。

