毎日、同じ時間に起きて、同じ電車に乗って、同じ作業をこなす。
ふとした瞬間に、「これ、何のためにやっているんだろう」と思う。
そんなふうに、仕事の意味が分からなくなっていませんか。この記事では、その気持ちについて書きます。
意味が分からなくなるのには、2つのパターンがあります
同じ「意味が分からない」でも、中身は人によって違います。
ひとつは、疲れて空っぽになっている時。 やることはこなせている。でも、何をしても手応えがない。心の余裕がなくて、意味を感じる力が残っていない状態です。
もうひとつは、このままでは先が見えない時。 今の仕事を続けても、生活が楽になる気がしない。将来の見通しが立たない。だから、今の働き方では「足りない」と感じてしまう状態です。
どちらに近いかで、考え方が少し変わります。
疲れて空っぽになっている人へ
もし前者に近いなら、まず伝えたいことがあります。
仕事に大きな意味がなくても、大丈夫です。
家賃を払う。ご飯を食べる。好きなものを買う。休日を過ごす。そのために働いている。それは立派な理由です。
そして、意味を大きく考えるより、小さな手応えを探してみてください。
- 誰かに「ありがとう」と言われた
- 昨日より少し早く終わった
- 難しい対応を、落ち着いてこなせた
意味が見えないのは、仕事のせいではなく、あなたの残りのエネルギーが減っているからかもしれません。自分の機嫌の取り方については、別の記事にまとめました。
「十分」とは思えない人へ
一方で、「生活のためで十分」と言われても、そうは思えない人もいると思います。
もっと良くしたい。このまま止まりたくない。今のままでは、この先がやっていけない気がする。
その気持ちは、わがままではありません。 現実をちゃんと見ているからこそ、出てくる気持ちです。
「何が足りないのか」を具体的にする
意味を探すより、何が足りないのかを言葉にしてみるほうが、前に進みやすくなります。
- お金が足りないのか
- 時間が足りないのか
- 成長している実感が足りないのか
- 将来の安心が足りないのか
足りないものが分かると、次にやることが見えてきます。 給料が上がらない時の考え方は、こちらの記事にまとめました。
焦って、全部を捨てなくていい
「このままじゃダメだ」と思うと、すぐに辞めたくなるかもしれません。
でも、生活が崩れると、選べる道がかえって少なくなります。 今の仕事を続けながら、外の情報を集める。少しずつ準備する。それも、ちゃんと前に進んでいるということです。
転職という選択肢について正直にまとめた記事も、よければどうぞ。
「もっと良くしたい」と「今の自分は足りない」は違います
ここは、両方の人に伝えたいところです。
「もっと良くしたい」は、あなたを前に進めます。
「今の自分は足りない」は、あなたを削ります。
似ているけれど、まったく別のものです。前に進みたい気持ちは大切にしながら、今日まで働いてきた自分を責めないでください。
見直したほうがいいサイン
こんな状態が続いているなら、働き方そのものを見直してもいい時期かもしれません。
- 何をしても、手応えがまったくない
- 評価されることも、感謝されることもない
- 休んでも、気持ちが回復しない
今の働き方がこのままでいいのか分からない時のことは、別の記事に書きました。
そして、仕事だけでなく何をしても楽しくない状態が何週間も続いているなら、心が疲れきっているのかもしれません。その時は、無理せず医療機関に相談することも考えてください。
最後に
仕事の意味が分からなくなるのは、あなたが怠けているからではありません。毎日をちゃんと働いてきたからこそ、ふと立ち止まるんです。
生活のためで十分、と思えるならそれでいい。十分とは思えないなら、それもいい。どちらが正しいということはありません。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。仕事とも、あなたが選んだ距離で。

