派遣の契約更新が不安なあなたへ。数ヶ月ごとに揺れる気持ちとの付き合い方

働き方・職場

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更新の時期が近づくと、そわそわしてくる。「次も更新されるのかな」「もし終わりますと言われたら、どうしよう」生活費だけで、もうギリギリなのに。

数ヶ月ごとに、その不安が巡ってくる。派遣で働いていると、この落ち着かなさからは完全に逃れられません。

私も、長く派遣で働いてきました。この記事では、更新のたびに揺れる気持ちと、どう付き合えばいいのかを、正直にお話しします。

私も、ずっと不安でした

「契約終了です」と告げられないか、という不安が常にありました。今もそうです。

数ヶ月ごとに区切りが来る。そのたびに「次はどうなるんだろう」と、いつも考えています。この先の生活や、もっと長い先のことを、本当に思い描きにくい。

この落ち着かなさは、派遣という働き方そのものについてくるものだと思います。

そして、周りでも契約終了になる人を見てきました。昨日まで一緒に働いていた人が、期間の区切りでいなくなる。そういう場面を見ると、「この働き方でいる限り、区切りはいつか必ず来るんだな」と実感します。

それでも、契約終了は「あなたへの評価」とは限りません

区切りが必ず来ると分かっていても、いざ「今回で終わりです」と言われたら、やっぱりこたえます。「私に、何か足りなかったのかな」と考えてしまう。

でも、契約が更新されない理由は、必ずしも「働きぶりが悪かったから」ではありません。会社側の事情であることが、とても多いんです。

  • 業務量が減った、プロジェクトが終わった
  • 予算が削られた
  • 体制が変わって、人数の枠が減った

どれも、あなたの努力とは関係のないところで決まっていることも多いです。

そして、理由をはっきり教えてもらえないことも多い。だから、確かめようがないんです。分からないことを、自分のせいだと決めつけないでください。 落ち込む理由まで、自分で探しにいかなくていいんです。

不安を減らすための、現実的な準備

とはいえ、「気にしないで」と言われて気にせずにいられたら、苦労はありません。

だから、不安そのものを消すのではなく、備えることで軽くする方向で考えてみてください。

① 更新日が分かっていることを、味方にする

派遣の不安の原因は「区切りがあること」ですが、裏を返せば、次の区切りがいつなのか、あらかじめ分かっているということです。

「次の更新までに、これだけ準備しておく」と逆算できる。これは、強みでもあります。

派遣で働くことのしんどさと付き合い方については、別の記事にも書いています。

② お金の見通しを、先に立てておく

もし次が決まらなかったら、何ヶ月持ちこたえられるか。生活費の何ヶ月分あるか。

そして忘れがちなのが、働いていない間も、健康保険料や住民税は払い続けるということ。特に住民税は、前の年の収入をもとに決まります。

さらに気をつけたいのが、住民税が給与から天引きされていない場合です。その時は自分で納めることになるので、後からまとまった額の請求が届いて驚く、ということが起こります。自分の給与明細で、住民税が引かれているかどうか、一度確認しておくと安心です。金額や納め方は状況によって違うので、気になる方はお住まいの自治体や加入先で確認してみてください。

「いざとなったら◯ヶ月は大丈夫」と分かっているだけで、不安の重さはずいぶん変わります。

③ 早めに動く。眺めるだけでもいい

すぐ辞める必要はありません。でも、求人を眺めておくだけでも、心の余裕が生まれます。

「世の中に仕事はある」と分かっているのと、何も知らないのとでは、不安の大きさが全然違う。転職という選択肢について正直に書いた記事も、よければどうぞ。

④ 派遣会社の担当さんに、早めに相談する

これは、派遣の数少ない強みです。契約が終わりそうなら、派遣会社には次の仕事を紹介しようとする役割があります。

「終わってから動く」のではなく、「不安になった時点で相談する」。それだけで、対応が早くなることがあります。一人で抱えないでください。

正直に言うと:「直接雇用になれば安心」とも限りません

ここは、私の経験から正直に書いておきたいことです。

派遣から直接雇用になったことも、契約社員になったこともあります。「これで安定する」と思いました。

でも、私の場合は、収入が、派遣とほとんど変わりませんでした。雇用の名前は変わったのに、生活の苦しさは変わらない。

初めは通勤時間が短くて選んだ仕事だったのに、直接雇用になったことで、さらに通勤に往復で何時間もかかる職場への移動も、しょっちゅうありました。その時間はもちろん無給。正直、本当に苦しかったことを思い出します。

だから思うんです。大事なのは「雇用形態の名前」ではなく、「実際の条件」だと。 直接雇用と聞くと安心してしまいますが、給与、勤務時間、通勤時間、昇給の有無、中身を見ないと、何も変わらないことがあるんです。

派遣から正社員を目指す時の準備については、こちらにまとめました。

今の私は、「派遣でもいい」と思っています

いろいろ経験した結果、今の私は「派遣という働き方も悪くない」と思っています。

期間の区切りがあるぶん、身軽でいられる。合わない環境なら、次の区切りで離れられる。安定という言葉に縛られるより、自分が続けられる働き方を選ぶほうが大事だと、今は思えます。

不安がゼロになったわけではありません。でも、不安と一緒に生きていくことが、今は少しできるようになりました。

最後に

契約更新の不安は、消そうとしても消えません。それは、この働き方についてくるものだから。

だからこそ、備えることで、軽くする。 お金の見通しを立て、情報を集め、相談できる先を持っておく。それだけで、更新前の夜が少し楽になります。

人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。あなたの仕事への不安が、少しでも軽くなりますように。

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