特別なことは何もしていないのに、一日が終わるとどっと疲れている。人が平気でいられる場所で、自分だけ気疲れしている気がする。「どうして私は、こんなに疲れやすいんだろう」そう思っていませんか。
私も、疲れやすいタイプです。人の機嫌に左右される。ちょっとした一言を、何日も引きずる。楽しい集まりのあとほど、なぜかぐったりする。長いあいだ、そんな自分を「弱いから」と責めていました。
でも今は、少しだけ、この繊細さと上手に付き合えるようになってきました。この記事では、その考え方をお話しします。
なぜ、こんなに疲れるんだろう
繊細な人は、まわりの情報を人より多くキャッチしてしまいます。私の場合、疲れの原因はだいたいこの4つでした。
- 人の機嫌や、その場の空気に敏感で、無意識に気を張ってしまう
- 音・光・人混みといった刺激に、体が反応して消耗する
- 何気ない一言を深く受け取って、あとから何度も思い返してしまう
- 人の悩みや悲しみに共感して、自分のことのように感じてしまう
どれか、当てはまりませんか。こうした敏感さは、生まれ持った気質だと言われています(病気ではありません)。センサーの感度が、もともと高いんです。だから、あなたが怠けているわけでも、気にしすぎな性格が悪いわけでもありません。人より多くを受け取っているぶん、疲れて当たり前なんです。
「敏感すぎる私」と、少し楽に付き合う4つのこと
① 繊細さは、欠点ではなく「才能」
まず、いちばん大事なこと。繊細さは、直すべき欠点ではありません。
人の気持ちに気づける。小さな変化に敏感。だから、あなたはきっと、人に優しくできるし、細やかな気遣いができるはずです。センサーが鋭いのは、それだけ豊かに世界を感じているということ。「敏感すぎてダメ」ではなく、「敏感だからこそ、できることがある」。まずは、そう捉え直してみてください。気を使いすぎて疲れてしまう時の向き合い方も、別の記事に書いています。
② 刺激から、意識的に離れる時間を作る
繊細な人には、「何も受け取らない時間」が絶対に必要です。スマホの通知を切る。一人で静かにお茶を飲む。人と会った日の夜は、予定を入れない。
これは、わがままでも甘えでもありません。感度の高いセンサーを、休ませてあげる時間です。私は、人と過ごしたあとほど、意識的に一人の時間を取るようにしています。上手に休むのが苦手な方は、こちらの記事もどうぞ。
③ 全部を、感じ取らなくていい
繊細な人は、相手の感情まで自分のものとして抱え込みがちです。でも、相手の機嫌も、悲しみも、本当は相手のもの。あなたが全部を引き受ける必要はありません。
「この気持ちは、相手のもの。私のものじゃない」と、心の中で、そっと線を引く。冷たいわけではなくて、飲まれないための優しい距離です。人の機嫌に振り回されてしまう時の考え方も、参考にしてみてください。
④ 「疲れやすさ」を前提に、予定を組む
いちばん現実的なコツです。繊細な人が、タフな人と同じペースで予定を詰めたら、消耗して当たり前。
だから、最初から「私は私のペースでいい」。それだけで、毎日がずいぶん楽になります。
それでも、疲れが抜けない時は
工夫しても、心も体も重いまま。そんな状態が長く続くなら、一人で抱えないでください。
繊細な人は、つらさも人に言いにくくて、一人で溜め込みがちです。利害関係のない第三者に、そっと話して整理してみるのもひとつの方法です。オンラインカウンセリングについて正直にまとめた記事も、よければどうぞ。
最後に
繊細なあなたは、人より多くを感じ取りながら、それでも毎日を過ごしています。それは、静かな強さです。
疲れやすい自分を責めないで。その感じやすさは、あなたの優しさとつながっています。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。あなたの心が、少しでも軽くなりますように。


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