「ごめん、その日はちょっと…」
勇気を出して断った。断ることはできた。でも、そのあとが落ち着かない。
「嫌な気持ちにさせたかな」「もう誘われなくなるかも」「次に会った時、どんな顔をすればいいんだろう」
断ったことそのものより、断ったあとのほうが、ずっと気になってしまう。そんなことはありませんか。
この記事では、誘いを断ったあとの気まずさについて書きます。
まず、断れたことは、ちゃんとできています
最初に、これを言わせてください。
断れたこと自体が、大事な一歩です。
気が乗らないのに無理して行く。疲れているのに付き合う。それを続けていたら、いずれ相手のことまで嫌になってしまいます。
自分の状態を守るために断った。 それは、関係を大切にするための選択でもあります。断れない時の考え方は、別の記事にも書きました。
相手は、思っているほど気にしていません
少し冷静に考えてみます。
誘う側は、たいてい「断られることもある」前提で声をかけています。予定が合わない、体調が悪い、気分じゃない。誰にでもあることだと、相手も分かっています。
こちらが一日中気にしていても、相手は「そっか、また今度ね」で終わっていることがほとんどです。
気まずさの多くは、自分の頭の中で大きくなっているんです。
断ったあとに、ひとこと添える
とはいえ、気になる気持ちは消えませんよね。そんな時は、断ったあとのひとことで、ずいぶん楽になります。
① 誘ってくれたことに、お礼を言う
「誘ってくれてありがとう。うれしかった」
断ったのは予定や体調であって、相手ではない。 それが伝わるだけで、関係の空気は変わりません。
② 行けそうな時だけ、代わりを出す
「来週なら行けそう」「ランチなら大丈夫だよ」
本当に行けるなら、代わりを出すと、相手も安心します。
ただし、行く気がないのに「また誘ってね」と言う必要はありません。 次にまた断ることになって、かえって気まずくなります。
③ 理由は、長く説明しない
言い訳を重ねるほど、嘘っぽく聞こえてしまいます。「その日は難しくて」で十分です。
次に会った時は、普通にする
いちばん大事なのは、ここかもしれません。
次に会った時、断ったことを話題に出さない。
「この前はごめんね…」と何度も謝ると、相手も「そんなに気にしてたの?」と気を遣ってしまいます。いつも通りに挨拶して、いつも通りに話す。 それで、ほとんどの場合は元通りです。
それでも離れていく関係なら
一度断っただけで、態度が変わる。誘われなくなる。そういう相手も、中にはいます。
でも、それはあなたが断ったから壊れたのではありません。「断ると続かない関係」だったということです。
無理をして付き合わないと保てない関係は、いずれしんどくなります。距離ができたのなら、それがちょうどいい距離だったのかもしれません。
友達との距離が変わっていく時のことは、こちらにまとめています。
断れる関係は、いい関係です
最後に、ひとつだけ。
「行けない」と言っても大丈夫な関係は、いい関係です。
いつでも「行く」としか言えない関係より、時々断っても変わらない関係のほうが、ずっと長く続きます。
職場の飲み会を断りたい時のことや、人といると疲れてしまう時のことも、別の記事に書いています。
最後に
断ったあとに気まずくなるのは、あなたが相手を大切に思っているからです。どうでもいい相手なら、気にもなりません。
でも、一度断ったくらいで、壊れる関係はそう多くありません。
「誘ってくれてありがとう」とひとこと添えて、あとはいつも通りに。それで大丈夫です。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。お誘いとも、ちょうどいい距離で。

