楽しかったはずなのに、家に帰るとどっと疲れている。人と会うのは嫌いじゃない。むしろ好きな人と過ごしていたのに、なぜかへとへとになっている。
そんな自分に戸惑ったことはありませんか。「私、人が苦手なのかな」「愛想がないのかな」と、自分を疑ってしまう。
私も、同じです。この記事では、その「嫌いじゃないのに疲れる」という感覚について、正直に書いてみます。
会っている最中は、気づかない
不思議なもので、疲れは会っている最中には出てきません。
その場では、ちゃんと楽しい。笑っているし、話も弾んでいる。それなのに、別れて一人になった瞬間に、力が抜ける。 帰り道の電車で、急に何もしたくなくなる。家に着いたら、そのまま動けない。
これは、会っている間ずっと、気づかないうちに気を張っていたということなんだと思います。
- 次に何を話そうか、無意識に考えている
- 相手の表情や声のトーンを、こまかく拾っている
- 場の空気が沈まないように、気を配っている
楽しんでいるのと同時に、働いている。 だから終わったあと、電池が切れる。
疲れるのは、人が嫌いだからじゃありません
まず、これを伝えたいです。人といて疲れるのは、あなたが人を嫌いだからではありません。
むしろ逆で、相手をよく見ているからです。相手が楽しんでいるか、退屈していないか、変なことを言わなかったか。そこまで気を配れるのは、あなたが人を大事にしている証拠です。
何も考えずに自分の話だけしている人は、疲れにくい。もし、あなたが疲れてしまうのであれば、その場にいる全員のことを、少しずつ引き受けているからなんです。
繊細さゆえに疲れやすいことについては、別の記事にも書いています。気を使いすぎてしまう時の向き合い方も、まとめました。
回復に時間がかかるのは、性質です
そして、これも知っておいてください。回復のスピードは、人によってまったく違います。
人と会った翌日にはケロッとしている人もいれば、二日くらい静かに過ごさないと戻らない人もいる。どちらが優れているという話ではなく、単に充電の仕組みが違うだけです。
私は、人と会ったあとは一人の時間に戻りたくなるタイプです。それは冷たいからではなく、そうしないと次に人と会う元気が湧いてこないから。
回復にかかる時間は、サボりではなく必要なのです。そこを削ると、次に会う時にもっとしんどくなります。
予定の組み方を、変えてみる
考え方だけでは楽になりません。だから、現実的な工夫をひとつ。
「会う日」だけでなく「回復する日」も、予定に入れてしまう。
- 人と会った翌日は、なるべく予定を入れない
- 連続で人と会う日を作らない
- 帰ったあと、何もしない時間を確保しておく
「一日空いているなら、予定を入れなきゃもったいない」と思ってしまいがちですが、空けておくこと自体が、あなたにとっては必要な予定です。上手に休むことについては、こちらの記事にも書きました。
気を使わない相手を、大切に
そのうえで、いちばん大事なことを。
すべての人と会うのが同じように疲れるわけではありません。中には、一緒にいても疲れない人がいます。
会ったあと、心が軽くなる人。沈黙が気まずくない人。飾らずに話せる人。そういう人と過ごした日は、帰り道の足取りが違います。
そういう相手が一人か二人いれば、それで十分です。数を増やすより、疲れない関係を大事にするほうが、ずっと楽になります。
逆に、一緒にいると自分がすり減ってしまう相手とは、そっと距離を取っていい。その見分け方については、別の記事にまとめています。
それでも、しんどさが続く時は
以前は平気だったのに、最近やたらと人に会うのがつらい。そんな時は、疲れが人間関係のせいではなく、心身の消耗から来ていることもあります。
そういう時は、一人で抱えず、利害関係のない第三者に話してみるのもひとつの方法です。オンラインカウンセリングについて正直にまとめた記事も、よければどうぞ。
最後に
人といると疲れるのは、それだけ丁寧に、人と向き合っているということです。
会う日を選んで、回復する時間を確保して、疲れない相手を大切にする。それだけで、人との時間は、もっと心地よくなります。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。あなたの帰り道が、少しでも軽くなりますように。


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