提出する前に、何度も見直してしまう。細かいところが気になって、なかなか終わらない。
誰も気づかないような部分に時間をかけて、そのせいで疲れ果てている。
そんな働き方になっていませんか。
完璧主義は、能力ではなく不安からきています
まず、正直なところを書きます。
完璧にしようとするのは、丁寧さでもありますが、多くの場合その奥には不安があります。
- ミスをしたら責められる
- 雑だと思われたくない
- 一度でも失敗したら、評価が下がる
つまり、完璧にしたいのではなく、怒られたくない、嫌われたくない。 そこが本当の動機であることが多いんです。
そう考えると、しんどくて当然です。毎回、防衛しながら仕事をしているのですから。
100点を目指すと、かえって質が落ちます
意外かもしれませんが、これは本当です。
完璧を目指すと、こうなります。
- 着手が遅くなる(失敗が怖いから)
- 時間がかかりすぎる
- 疲れて、後半の集中力が落ちる
- 提出が遅れて、結局評価が下がる
細部にこだわった結果、全体が遅れる。 これがいちばん多いパターンです。
「80点で出す」練習
おすすめは、わざと80点で出してみることです。
いきなり全部は無理なので、重要度の低い仕事から試してみてください。
- 社内向けのメモ
- 下書きの段階の資料
- 急ぎではない報告
出してみると、たいてい何も起きません。 誰も気づかないし、誰も怒りません。
この「何も起きなかった」という体験を積むことが、いちばん効きます。頭で分かるだけでは、不安は減らないからです。
完璧を求められている、とは限りません
もうひとつ。
あなたが100点を目指している仕事に、相手は70点しか求めていないことがよくあります。
不安な時は、先に聞いてしまうほうが早いです。
「どのくらいの精度で作りましょうか」
「ざっくりで大丈夫ですか」
基準を相手に決めてもらう。 これだけで、悩む時間がなくなります。
ミスを引きずってしまう時は
完璧主義の人は、小さなミスを長く引きずります。
ミスを引きずってしまう時のことは、別の記事に書きました。注意されるのが怖くなってしまう時のことも、こちらにまとめています。
そして、見えない部分をきちんとやる人ほど、評価されにくいという現実もあります。それについては、こちらの記事に書きました。
休む時まで、完璧にしなくていい
最後に、これも書いておきます。
完璧主義の人は、休み方まで完璧にしようとします。 「せっかくの休日を無駄にしたくない」と、予定を詰めて、かえって疲れる。
何もしない休日があっていいんです。 上手な休み方については、こちらにまとめました。
最後に
完璧にしたくなるのは、あなたが仕事を大切にしているからです。それは、間違いなく長所です。
ただ、全部に100点をつけようとすると、続きません。
ここは80点でいい、という場所を、少しずつ増やしてみてください。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。仕事の出来にも、ちょうどいい距離で。

