友達の報告を聞いて、「おめでとう」と言った。本心でもある。
なのに、家に帰ってから、胸のあたりがもやもやする。そんな自分が、いやになる。
この気持ちについて、正直に書きます。
嫉妬は、悪い感情ではありません
まず、これを伝えたいです。
嫉妬は、誰にでも自然に起きる反応です。性格が悪いからでも、心が狭いからでもありません。
そして、こう考えてみてください。嫉妬するのは、たいてい「近い人」に対してだけです。
海外の大富豪や、芸能人の結婚には、何も感じませんよね。自分と地続きだと思える相手にだけ、比べる気持ちが起きるんです。
だから、嫉妬は「その人を身近に感じている」という証拠でもあります。
しんどいのは、嫉妬そのものではなく
本当につらいのは、嫉妬した自分を責めることのほうだと思います。
「友達なのに、喜べない私はひどい」
「こんなことを思うなんて、性格が悪い」
この二重の苦しさが、いちばん心を削ります。
祝う気持ちと、うらやましい気持ちは、同時にあっていいんです。 どちらかが嘘なわけではありません。
嫉妬の中身を、分けてみる
少し楽になる方法があります。「何が」うらやましいのかを、具体的にしてみるんです。
たとえば、友達の結婚がうらやましい時。
- 結婚そのものがほしいのか
- 誰かに大事にされている感じがうらやましいのか
- 自分だけ取り残された気がして不安なのか
ここが分かると、相手への気持ちではなく、自分の願いが見えてきます。
そして多くの場合、ほしいのは「友達と同じもの」ではありません。自分が本当に望んでいる何かです。
友達の結婚や出産で置いていかれる気がする時のことは、別の記事にも書きました。
SNSは、嫉妬を増やす装置です
もうひとつ。
SNSには、いい報告しか流れてきません。 悩んでいる時間、うまくいかなかった日は、投稿されないからです。
だから、見れば見るほど「自分だけ」と感じます。それは事実ではなく、見え方の問題です。
SNSとの距離については、こちらの記事にまとめています。
少し距離を置いても、友情は壊れません
しんどい時期は、その人の投稿を見ない、連絡の頻度を落とす。それでいいんです。
嫌いになったわけではありません。元気な時に、また会えばいい。
無理して会って、笑顔を作って、帰り道に落ち込む。そのほうが、関係にとってよくありません。
人と比べてしまう自分については、こちらにも書きました。
それでも苦しさが続くなら
嫉妬の奥には、たいてい「自分は足りない」という感覚があります。
その感覚が強くて日常がつらいなら、一人で抱え込まず、利害関係のない第三者に話してみるのもひとつです。友達には言えない気持ちほど、外の人のほうが話しやすいものです。オンラインカウンセリングについて正直にまとめた記事も、よければどうぞ。
最後に
嫉妬してしまうのは、あなたが人として劣っているからではありません。ちゃんと前を見ているからです。
その気持ちを消そうとしなくていい。ただ、その裏にある「自分の願い」のほうを見てあげてください。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。自分の気持ちとも、ちょうどいい距離で。

