「もう少し早くできない?」
そう言われるたびに、胸がぎゅっとなる。手を抜いているわけではない。むしろ、ちゃんとやろうとしている。それなのに、遅いと言われる。
そんな悩みを抱えていませんか。
遅いのは、能力がないからとは限りません
まず、これを伝えたいです。
仕事が遅いと言われることと、仕事ができないことは、違います。
遅くなる理由は、人によってまったく違います。理由が分からないまま「急がなきゃ」と焦ると、かえってミスが増えて、さらに遅くなる。そんな悪循環になりがちです。
だからまず、なぜ遅くなっているのかを分けてみてください。
遅くなる、よくある理由
① 丁寧すぎる
細かいところまで何度も確認する。完璧に仕上げないと出せない。質が高いぶん、時間がかかっているパターンです。完璧にできないと不安になってしまう時のことは、別の記事に書きました。
② まだ慣れていない
入ったばかり、担当が変わったばかり。慣れれば自然に早くなることが多いです。
③ 教わっていない
やり方を教えてもらえず、毎回手探りでやっている。それは、あなたの問題ではありません。仕事を教えてもらえない時のことは、こちらにまとめました。
④ そもそも量が多すぎる
一人で抱えている量が、明らかに多い。これは、速さの問題ではなく、配分の問題です。
少し早くなる工夫
期限と優先順位を、先に聞く
「これはいつまでに必要ですか」
「今の作業と、どちらを先にしたらいいですか」
急ぐべきものと、そうでないものが分かるだけで、全体の流れがずいぶん変わります。
「どのくらいの完成度でいいか」を聞く
100点を求められていない仕事に、100点をかけていないか。相手が求めている基準を確認するだけで、時間が減ることがあります。
途中で一度、見せる
最後まで仕上げてから出すと、やり直しになった時の時間が大きくなります。途中で一度確認してもらうと、方向のずれを早く直せます。
時間を計ってみる
一つの作業にどれくらいかかっているか、一度だけ計ってみてください。どこで時間がかかっているかが見えると、直す場所が分かります。
「遅い」と言う側の事情もあります
言われるとつらいですが、相手も、全体の締め切りに追われているのかもしれません。
そう考えると、「遅いと責められている」ではなく「時間の見通しを知りたがっている」と受け取れることもあります。途中で進み具合を伝えるだけで、言われる回数は減ることが多いです。
量が多すぎるなら、職場の問題です
工夫しても追いつかない。毎日残業しても終わらない。そこまで来ているなら、あなたの速さの問題ではありません。
見えにくいところで頑張っているのに評価されない時のことは、別の記事に書きました。
そして、どうしても合わない場所なら、環境を変えることも選択肢です。転職という選択肢について正直にまとめた記事も、よければどうぞ。
最後に
仕事が遅いと言われると、自分がだめな人間のように感じてしまいます。でも、遅い理由が分かれば、打つ手は必ずあります。
そして、丁寧さは、あなたの長所でもあります。それを捨てる必要はありません。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。仕事のスピードとも、ちょうどいい距離で。

