メール1通にも、言葉遣いの直しが入る。作業の途中で、何度も進み具合を聞かれる。
任せてもらえない。信用されていない気がする。そんな毎日に、疲れていませんか。
この記事では、細かい上司との付き合い方について書きます。
細かい上司の多くは、「不安」で動いています
まず、少しだけ相手の側を見てみます。
細かく確認してくる上司の多くは、部下を疑っているというより、自分が不安なんです。
- ミスが起きたら、責任を取るのは自分
- 上からも細かく見られている
- 任せて失敗した経験がある
だから、全部を自分の目で見ておきたくなる。それは性格というより、立場が生む不安であることが多いです。
あなたが信用されていない、とは限りません
ここは大事なところです。
細かく見られると、「自分が頼りないからだ」と思いがちです。でも、その上司は誰に対しても細かいことがほとんどです。
あなたの能力の問題ではなく、その人の仕事の進め方。そう切り分けるだけで、受け取り方がずいぶん変わります。
いちばん効くのは、先回り
細かい上司との付き合いで、いちばん効果があるのはこれです。
聞かれる前に、出す。
- 作業の途中で、一度だけ進み具合を伝えておく
- 終わったら、すぐ報告する
- 気になりそうな点は、先に書いておく
上司が確認してくるのは、情報がないからです。先に情報があれば、聞く理由がなくなります。結果的に、確認される回数は確実に減ります。
上司への報告が怖い時の伝え方は、別の記事にまとめました。
最初に、形をすり合わせる
もうひとつ、効く方法があります。
「この形式で進めてよろしいでしょうか」
「報告は、この程度の細かさで大丈夫ですか」
作業を始める前に、基準を聞いてしまう。 あとから直されるより、ずっと消耗が少なくて済みます。
全部に、100点で応えなくていい
細かい指摘を全部完璧に直そうとすると、こちらが持ちません。
大事な指摘と、好みの問題を分ける。
数字の間違いや抜けは、すぐ直す。でも、言い回しの好みのようなものは、次から気をつける程度で十分です。
完璧にできないと不安になってしまう時のことは、こちらにも書きました。
ただし、これは別の話です
細かいのと、行き過ぎは違います。
- 人前で何度も責められる
- 人格を否定するようなことを言われる
- 休憩やトイレまで管理される
こういう状態は、指導の範囲を超えている可能性があります。記録を残して、社内の相談窓口や別の上司、労働相談の窓口に相談することも考えてください。
合わないなら、環境の問題です
先回りしても、すり合わせても、しんどさが変わらない。そういう相手もいます。
上司は選べません。でも、ずっと同じ上司とは限りません。 上司が変わった時の過ごし方は、別の記事に書きました。
待っているあいだに自分が削られていくなら、環境を変えることも選択肢です。転職という選択肢について正直にまとめた記事も、よければどうぞ。
最後に
細かい上司に疲れるのは、あなたが仕事を雑にしているからではありません。相手の不安を、毎日受け止めているからです。
先回りして、基準をすり合わせて、全部に完璧に応えない。それだけで、ずいぶん楽になります。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。上司の細かさとも、ちょうどいい距離で。

