もう少し落ち着いて働きたい。電話に追われる毎日ではなく、腰を据えて仕事がしたい。
そう思って「事務職」を考えている方は、多いと思います。
私も、コールセンターで働きながら、何度もそう思ってきました。この記事では、事務職への転職について、正直なところを書きます。
なぜ、事務職を目指す人が多いのか
理由は、だいたいこのあたりでしょうか。
波が少ない。 クレーム対応やノルマに追われる仕事に比べると、日々の落差が小さい。
時間が読める。 残業が少ない職場が多く、生活のリズムが作りやすい。
長く続けられそう。 体力勝負ではないので、年齢を重ねても働けるイメージがある。
心と体を削らずに働きたい。その延長に、事務職があるんだと思います。
でも、正直に言います。競争率は高いです
期待だけ持ってもらっても仕方がないので、ここは正直に書きます。
事務職は、人気があります。 同じことを考えている人が、たくさんいます。だから、未経験からいきなり正社員の事務職、というのは簡単ではありません。
「求人がない」わけではありません。応募が集中するんです。
だから、戦い方を選ぶ必要があります。
未経験から入るための、3つのルート
① 派遣から入る
いちばん現実的だと思います。
派遣なら、大企業含めて、未経験でも入れる事務の仕事が、比較的たくさんあります。 そこで実務経験を積んでから、正社員を目指す。遠回りに見えて、確実なルートです。
私自身も派遣で働いてきましたが、「経験があります」と言える状態を作るのが、いちばん強いと感じています。
② 若さを活かせるうちに動く
これは残酷な話ですが、事実なので書きます。
未経験歓迎の事務求人は、20代向けが圧倒的に多いです。第二新卒枠もあります。
あなたが、もし今20代なら、「未経験でも入れる」という条件が使えるうちに動くほうが、選択肢が広いです。
③ 資格は、必須ではありません
「簿記を取ってから」「MOSを取ってから」そう思って何ヶ月も準備している方がいます。
でも、資格がないと応募できない事務求人は、実はそう多くありません。 取ってから動くより、動きながら考えるほうが早いことのほうが多いです。
実は、あなたの経験が強みになります
ここは、ぜひ知っておいてほしいところです。
「未経験だから何もない」と思っていませんか。
たとえば、接客やコールセンターの経験がある方。それは事務職で、そのまま活きます。
- 電話対応ができる — 意外とこれが苦手な人は多いです
- パソコンを見ながら話せる — 同時進行の処理に慣れている
- クレームに耐性がある — 事務でも、取引先対応はあります
- 丁寧な言葉遣いが身についている — 訓練された人の言葉は、すぐ分かります
「事務未経験」ではあっても、「社会人未経験」ではありません。 そこは、しっかり伝えてください。
ただし、「事務なら楽」ではありません
もうひとつ、正直に。
事務職にも、事務職のしんどさがあります。
- 単調な作業が続く
- 少人数の職場だと、人間関係が濃い
- 成果が見えにくく、評価されにくい
- 「誰でもできる仕事」と軽く見られることがある
評価されにくさについては、別の記事にも書きました。「静かな職場なら自分に合う」とは限らないので、そこは冷静に見ておいてください。
動くなら、一人で探さないでください
事務職は応募が集中するぶん、求人サイトを見ているだけでは埋もれます。
- どの求人が未経験を本当に受け入れているのか
- 職務経歴書に、何を書けば伝わるのか
- 面接で「なぜ事務職?」にどう答えるか
ここは、プロに聞いたほうが早いです。 一人で書類を書いて落ち続けるより、ずっと消耗が少なくて済みます。

※こちらは、20代・未経験から事務職を目指す方向けのサービスです。相談は無料ですが、対象年齢が限られているので、そこだけご確認ください。
転職という選択肢そのものについては、別の記事にまとめています。何度も職場を変えてきた私が後悔していない理由も、よければどうぞ。
最後に
事務職を目指すのは、逃げではありません。自分が長く続けられる形を探しているだけです。
競争率は高い。でも、道はあります。あなたがこれまでやってきたことは、ちゃんと認めてもらえます。
人にも、自分にも、ちょうどいい距離で。仕事とも、長く続けられる距離で。

